なんと月面に広告！　衛星プロジェクションマッピングで人類カバー率100％！[2/2]

誰もが耳を疑った「月面プロジェクションマッピング」のニュースだが、気になる話を教えてくれた関係筋というのは、ほかでもない、ぼくたちTokyoOtakuModeのボードメンバーだ。なんと、記念すべき世界で最初の月面広告は、世界１８０言語でローカライズ展開する「The New TokyoOtakuMode 3.0」を告知するものになるという。実施スケジュールは、ちょうど1年後の2014年4月1日を予定していて……と、ここまで読んで「ワォ！やられたね！」と笑ってくれた、大切なTokyoOtakuMode読者のみんな、つきあってくれてありがとう！　そう、これエイプリルフールのネタ記事なんだ。残念ながらそこに気付かず、最大限に期待をふくらませちゃった真面目なみんなは、ごめんね。みんな愛してるよ！

でも、このストーリーが永遠に実現しないなんて、誰にも断言はできないよね。日本から世界に広がって、みんなのライフスタイルをアップグレードしてきたOTAKUカルチャーが、成層圏を突き抜けて宇宙に飛び出しちゃいけない、なんてルールはない。言葉の通じない異星の若者だって、きっと「Cool!」や「Kawaii!」や「Moe!」は気に入るはずだ！　「Tsun-Dere」だって……いや、これは難しいか……。

とはいえ、この「OTAKUカルチャーが宇宙へ飛び出す未来」については、実はすでに事例があるんだ。日本で大人気のTVアニメ『宇宙兄弟』では、2012年11月4日の放送分で、宇宙航空研究開発機構（JAXA）の宇宙飛行士である星出彰彦（ほしで・あきひこ）さんが、本人の役でカメオ声優として出演した。このとき、星出さんは国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）で、長期ミッションのために滞在中。つまり、宇宙からアフレコしたんだ！

この　「宇宙アフレコ」は、ISSとJAXAの筑波宇宙センターを衛星回線でつないで行われた。管制センターからメールで送られた脚本と演技指導メモをもとに、ISSのカメラの前で「本番」を演じて、その音声データが筑波宇宙センターで収録された。もちろん、これまでの宇宙のミッションでもたびたび生中継が行われ、宇宙で収録した映像を素材に使った作品もある。しかし、アニメ作品の衛星アフレコ収録は、この『宇宙兄弟』が世界初だ。ちなみにその記念すべきせりふは、星出さん本人のストーリーのまま、宇宙を夢見る主人公の兄弟、六太（むった）と日々人（ひびと）が「決して宇宙飛行士になる夢をあきらめなかった……」という話に勇気をもらうシーンだった。

この『宇宙兄弟』は、この2013年の4月から第２シーズンに入るロングランになっている。1年間、4クールを走り抜けてますます話題性を高めているのは、まさに日本のマンガやアニメ、すなわちOTAKUカルチャーの質の高さを証明しているわけだ。

そして、このアニメを見ながら育った少年たちが宇宙への夢をふくらませ、いつの日か夢を実現したときに、きっと『宇宙兄弟』のことを思い出す……という未来の光景も、日本のマンガやアニメの潜在的なポテンシャルが支えるんだと考えると、ね、やっぱりOTAKUカルチャーって、すごいよね！

Gyao特集記事:
http://gyao.yahoo.co.jp/special/uchukyodai/

宇宙アフレコ ytv HPニュース:
http://www.ytv.co.jp/uchukyodai/info/index_3.html

読売新聞「星出さん、世界初の宇宙アフレコ…ISSから本人役で」:
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news2/20121010-OYT8T00546.htm

ytv英語サイト:
Http://www.ytvjapan.com/

©Chuya Koyama,Kodansha/YTV,A-1 Pictures